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Channel: 猫と花の日々
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みのかも文化の森「中山尚子展」

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1月29日(日)、美濃加茂市の
みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアムへ
「中山尚子展 2002-2011」を見に行きました。
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中山尚子(なかやま ひさこ)さんは、岐阜県瑞浪市在住のイラストレーター。
ミステリー小説の装画(北村薫など)なども結構描いていらっしゃいます。
ダンナが以前仕事でお世話になったこともあり、展覧会最終日に出かけました。
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2002年からの10年間に制作された作品が並んでいました。

イラストの上に、透明なアクリル板にシルクスクリーンでプリントしたものを
かぶせて、二重のイメージを楽しむ《薫風》《満潮》シリーズ。

写真とのコラボレーションが新しいイメージを生む作品群

「浜辺の歌」「雪の降る町を」「かなりや」など、
日本のうたを題材にした《ココロノフルサト》シリーズ

そして近年取り組んでいる、絵と語りと演奏による舞台公演のためのイラスト
《よだかの星》《兵士の笛》

《兵士の笛》は、展覧会初日にイベントも行われたそう。
CD付きの絵本が売っていたので買ってしまいました。(2,000円)
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当初の予定ではクリスマスまでの展示だった、モロゾフのクリスマス商品の
パッケージやカード、カレンダーなども、好評につき最終日まで展示されてました。
いわゆる“お仕事”としてのイラストというか、他のイラストの色調とは
全く違っていて、あ、こういう可愛いイラストも描かれるんだって
ちょっと意外でしたが、細かいところまで凝って描かれていてさすがだなって。
クリスマスまではこの商品もミュージアムショップで販売していたそうで、欲しかったなぁ。

‥‥と、多くの作品があって、すごい、精力的に頑張っていらっしゃるんだなぁと。
最終日なので中山さんもいらっしゃって、ダンナのことも覚えていてくださいました。
イラストレーター仲間の方も来ていらして、結構興味深いお話を聞くこともできました。

みのかも文化の森は自然いっぱいの丘の上にあります。
美濃加茂市民ミュージアムがある建物。
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美濃加茂の自然、歴史、文化についての常設展示もあります。
(カニサイの模型が迫力!)

森の中には彫刻も点在しています。
佐光庸行(さこう ようこう)《水辺の風景》
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ゆるやかに波打つような白御影石が水の流れを感じさせます。
存在感のある石は「伊達冠石」だとか。

不安定な形がインパクト!
曽我孝司(そが たかし)《重力質 Froating Rain'96》
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養蚕を生業としていた民家をモデルに復元したという
まゆの家(生活体験館)
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典型的なこの地方の家ですね。懐かしい雰囲気。

奥に足踏みミシンが置かれています。
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古いテレビが!
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タイルのクド(かまど)
実家もこんなタイルのクドで煮炊きしてましたっけ。
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具象と抽象、石とワイヤーの組み合わせが面白い!
零駒無蔵(ぜろこま むぞう)《とらわれし人々の想い》
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自然の中でステンレスがキラキラ光っていて、
ちょっと福田繁夫の立体っぽい‥‥でも横から見たら全く違いますね。
原一史(はら かずふみ)《森と水の関係》
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みのかも文化の森のHP: http://www.forest.minokamo.gifu.jp/

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