前記事、岐阜県美術館「20世紀美術への招待状」展 で、
西洋美術の20世紀では、ポール・デルヴォー以外は印象に残った絵はない
なんて書いちゃいましたが(だいぶ眠い中、書いてたので)
「いいなー」と感心するというより、
「あ、こんなデザイン今度使ってやろう」と思って見た絵がありました。
ブリジット・ライリーの《オルフェウスの歌 Ⅰ》と
ヴィクトル・ヴァザルリの《シリウス》です。
どちらも、錯視の視覚的効果を利用した
オプティカル・アート(オプ・アート)の代表的な作家。
こういう見ているとめまいがするような、目がチカチカするような効果、
好きなんですよねー。
デザインガーデンに出している私のデザインしたTシャツにも、
目がチカチカするようなデザインが多いです。
特に、ブリジット・ライリーの《オルフェウスの歌 Ⅰ》
淡い色彩がとてもきれいでした。
こんなカンジ。真似して作ってみました。
でも、こういう絵、パソコンで簡単に作れるようになりましたねぇー。
原画は多分手書き? キャンパスにアクリル絵の具で描かれたようです。
制作年は1978年とのこと。
この大きさの手書きは大変だったんじゃないかなぁーと。
学生時代、コンパスで円一つ描くのでさえ苦労していた私は、
コンピュータすごい、Illustratorすごい(でも高すぎる)と心より思います。
ヴィクトル・ヴァザルリの《シリウス》は、こんなカンジの絵でした。
(実物はもっと雄大なイメージでした。カタログを買っていないので、
いざ作ってみると、どうもうまく作れない‥‥)
見ていると円が欠けたところに、描かれていない正方形がいくつか
見えてくるという。制作年は1965-66年とのこと。
さて、これをどうTシャツのデザインに活かすか‥‥
このままじゃ、あまりに盗作ですものねぇー。
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ブリジット・ライリーとヴィクトル・ヴァザルリ
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