7月30日(火)、福井県立美術館へ「ミケランジェロ展」を見に行きました。
今年はラファエロ展があったり、レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会があったりと、
へー、ルネサンスの大画家の展覧会なんてよく開催できるなって驚いてたんですが、
「日本におけるイタリア2013年」とかって、
イタリアを紹介するイベントが多数開催されるんだそう。
‥‥なぜ2013年なのか? 支倉常長が率いた慶長遣欧使節団の出航400年だとか。
で、ミケランジェロの展覧会が、福井県立美術館と東京の国立西洋美術館で開催されると。
‥‥東京はわかるとして、なぜ福井??
しかも東京展より先に福井県立美術館で開催されるんです!
チラシの裏面のコピーのように
「この夏‥福井に奇跡が起きる!」ってカンジ。
この福井でミケランジェロの展覧会があるってこと、ツイッターで
流れてるのを見て知ったんです。私わりと美術館のポスターやチラシ見てると
思うんですが、ラファエロの東京国立西洋美術館のポスターは
あちこちの美術館で見て《大公の聖母》いいなぁー、見に行きたいけど
東京じゃねー、って残念だったんです。日曜美術館でとりあげられて、
「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリがゲストで来て、ラファエロの顔を
描いていたのも興味深かった。‥‥あっ、話がそれましたが、
ミケランジェロ展のことは、ツイッターで流れてるのを見て知ったけど、
こちらの新聞なんかには出てないし、
(中日新聞の木曜夕刊の「主な美術館・博物館の催し」にも出てなかった)
福井県立美術館、PR不足じゃない?
このミケランジェロ展のチラシも岐阜や名古屋の美術館でも見つけられなくて
展覧会を見に行った福井県立美術館でもらってきたんですが、
それってチラシの効果ないですよね?
せっかく福井でやるんだし、東京で見るより空いていていいんじゃないかと、
ちょっと行きたいなって思っていました。
7月は平日の休みがなかなかなかったんですが、30日(火)が休みだったので、
最近土日に出勤することが多かったダンナを誘ってみたんです。
「30日にもし休めるようなら、福井へ行かない?」と。
30日は、北陸方面に大雨が降ったということも心配だったし、
前日の疲れもあり、出発したのは10時半頃。東海北陸自動車道の岐阜各務原ICより
名神高速、北陸自動車道へ。途中PAで休憩して、福井ICで降り、福井市内へ。
福井のフェニックス通りは、路面電車の軌道があって、昔の岐阜の街を
思い出してしまいました。裁判所あたりの雰囲気もなんか岐阜の街に似てるなって。
福井県立美術館は学校や図書館などが集まっているところにありました。
ダンナと「もっと看板とか垂れ幕とか街でPRしてもいいのにね」と言いながら、
駐車場もスンナリ停めることができました。
福井県立美術館
拍子抜けするほど、外に人がいません。
お腹空いたし、途中で食事すればよかったねと言いながら、
美術館にあった「ミケランジェロ・カフェ」で、食べるものある?と聞くと、
ミケ展の特製フォカッチャでサンドしたホットサンドイッチがあるとのことで、
こちらで軽く食べることにしました。
私は「スパイシーなツナと2種のナッツのパニーノ」550円とホットコーヒー400円
ダンナは「ハムとモッツァレラとバジルのパニーノ」550円とアイスコーヒー450円を。
(中身がわかるように一部サンドイッチをオープンにしてます)
ここで食べてたら、入ってきた年配の男性が「レーコー」って言ったの聞いて、
思わずダンナと目配せしてしまいました。おぉ、懐かしい言葉!
「冷コー」ってここじゃまだ使われてるのかな?って
さすが美術館にある、壁の絵もオシャレなカフェでした。
さて、お腹もふくれたし、いよいよミケランジェロ展。
一般1,400円の当日チケットを買って入りました。
会場入口の通路の上にはシスティーナ礼拝堂の天井画をプリントした布が張られていて
ワクワクしたんですが‥‥
でもねー、見終わっての感想は、ちょっとシブすぎるんじゃない?って。
ダンナも「なんだこれだけか」って。
そりゃー、ルネサンスの巨匠ミケランジェロだし、システィーナ礼拝堂の絵や、
ダヴィデ像やピエタを持ってくるワケにいかないってのは充分わかってます。
それにミケランジェロはデッサンなど結構焼却しちゃってるらしいんですね、
なので展示されているデッサンなどもほんの部分だけってのが多くて‥‥
展覧会の目玉の《階段の聖母》(チラシ裏面・部分)も、
15歳のミケランジェロの「神のごとき」技量を示す、
ミケランジェロの研究には外すことのできない重要な作品なんでしょうが‥‥
なんだかなー。もちろん“ホンモノ”を見ることは重要なんでしょうが‥‥
展覧会には小学生が結構来ていて、夏休みの宿題らしく、メモとりながら
見てたけど、このジミな展覧会でミケランジェロの偉大さを
どれだけ感じることができるのか、ちょっと心配してしまいました。
まだ、岐阜県美術館にある模刻の《モーセ》《ピエタ》《ロレンツォと夕と曙》を
見た方がいいような気もするし、
私も是非行かねばと思っている、大塚国際美術館のシスティーナ・ホール!
こちらを見た方がずっとミケランジェロの偉大さがわかると思う。
大塚国際美術館は「ミケランジェロ展」にも協力していて、この展覧会と
コラボして、「神のごときミケランジェロ」という企画展が開催されるそう。
記念撮影コーナー。
もちろんお茶目な夫婦はここでそれぞれポーズとりながら記念撮影しましたよ。
ま、せっかくの機会ですので、福井の観光とセットで行かれてもいいのでは?
平日だったせいなのか?ガラ空きでしたし、
展覧会を見るのはそんなに時間かかりませんよー
福井県立美術館「ミケランジェロ展」は6月28日(金)~8月25日(日)
福井県立美術館のHP: http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/bunka1.html
東京 国立西洋美術館「ミケランジェロ展」9月6日(金)~11月17日(日)
国立西洋美術館のHP: http://www.nmwa.go.jp/jp/
「ミケランジェロ展 天才の軌跡」公式サイト: http://www.tbs.co.jp/michelangelo2013/
大塚国際美術館のHP: http://www.o-museum.or.jp/
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福井県立美術館「ミケランジェロ展」
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