12月22日(火)冬至の日に「こよみのよぶね」を見に行ってきました。
今年で第10回を迎えるというこのイベント、
岐阜出身のアーティスト(現在、岐阜県美術館の館長でもあります)
日比野克彦さんの提案で始まりました。
竹と和紙で作られた巨大な数字の形の行燈を
屋形船に取り付けて、冬至の日に長良川に流します。
新聞などで、幻想的な写真を見て、あら素敵なイベント! 見に行きたいなと
思っていたんですが、パートがあったり、年末の忙しさで、今まで
行ったことがありませんでした。今年はパートが休みになっていたし、
天気もいいので、初めて見に出かけてみました。
電車とバスで行きました。「長良橋」バス停で下車すると、
鵜飼観覧船のりばに、1から12までの数字の船が並んでいます。
ちょうど冬至の日が沈むところでした。
まだ西の空には夕焼けが残っています。
数字の行燈に明かりが灯りました。
鵜飼観覧船のりばに揃った、数字行燈の船
今年の干支の「未(ひつじ)」の船もあります。
「未」の行燈は中津川市の「LABORATORY」制作だそう。
1月は「チーム美濃和紙」の制作。
美濃市の長良川港灯台の形ですね。
2月は「長良川もてなし隊」制作
毎年「2」月を制作していて、今年はサイコロをつなげた形で
2にしたら簡単ではないか?と思って作り始めたけど、すごく苦労したと。
12月船のほうから撮影
川面に行燈が映ってきれいです
12月船は「やながせ倉庫」制作
冬至ということで、黄色い丸は柚子を象っているそう。
暗くなってくると行燈の明かりが鮮やかです
3月船 揖斐川町の「チームおじま」制作だそう。カラフルで素敵!
4月船は、今年7月開館した「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の制作
この特徴的な4の形は、メディアコスモスの建物内の特徴的な
ランプシェードのような「グローブ」を象っているんですね!
5月船は「長良会」制作
6月船は、池田町の「いび池田っこ」制作
7月船は、「岐阜わかもの会議」制作
8月船は、「森林文化アカデミー」制作
真ん中の青い丸は地球を表しているそう。
9月船は、「ぎふハロウィン」制作
10月船は、「長良川温泉 若女将会」制作
「1」の7つの丸は若女将会の7つの旅館を表し、
「0」は、おもてなしの心を表すハートだそう。
11月船は、「長良東小学校」制作
2羽の鵜が並んだ形だそう。
日比野克彦さんがそれぞれの数字を作ったグループへ
制作意図などのインタビューをしています。
干支のひつじを乗せた船が出発しました。
3月船が通ります。
4月船が出発しました。
船が長良橋をくぐり、上流へ向かいます。
最後の12月船が長良橋をくぐってきました。
長良川右岸プロムナードへ来たら、スピーカーから素敵というか、
なんか不思議な荘厳さのある歌声
「木歌(MOCCA)」というアーティストの即興の歌だそう。
長良川うかいミュージアムの広場にメインステージがあるようなので、
そちらへ行ってみると‥‥ちょうどライブは終わったところみたいで残念。
広場では、いろんな飲食のブースが並んで賑わっていました。
(写真は後で来た時のものも混じっています)
岐阜の人気ラーメン店「白神」のブースもあって、行列ができていました。
私は若女将会の「すぎ山」の鮎雑炊300円をいただきました。
あっ、このクッキーすごい!! 今回の月行燈の形!!
未の形もある!! 全部欲しかったけど、1つ600円なので
(手間がかかっているし、この大きさなら納得の値段なんだけど)
迷いに迷って、7月、9月、11月を買いました。
7月船のクッキーは帰る途中に割れてしまったのが残念だけど、
柳ケ瀬のキャラクター「やなな」がカワイイ。
(行燈にも「なな」ってことで描かれているそう。私はわからなかったけど)
普通に食べても美味しいクッキーでした。甘かったし。
すごくいい珈琲の香りに、400円はこういうところのコーヒーとしては高いかなと
思いながら、たまらずに注文したら、その場で豆をひいて淹れてくれました。
美味しかった!! ちょっとビックリしました。ドーナッツも1ついただきました。
かぼちゃをチョイス。220円でした。
お城のゆるキャラ? 子供たちに囲まれていました。
後ろの山の頂上にはライトアップされた岐阜城が見えます。
うかいミュージアムの休憩所「四阿(あずまや)」
それぞれの月のメッセージ(?)が飾られています。
こよみのよぶねの10年を振り返る写真が展示されています。
川に浮かぶこよみのよぶね
こよみのよぶねと金華山の上にライトアップされた岐阜城。空には月。
月の船がずらりと並びます。
今年のそれぞれの月に起こったことなど、一年を振り返るアナウンスや、
岐阜市長の話などもありました。
「こよみっけ」引き渡しの式とかあったようです。
こよみのよぶねが、鵜飼観覧船のりばへと戻っていきます。
戻った船から行燈が取り外され、あっという間に解体されていきます。
9月船が戻ってきました。行燈には数字がたくさん描かれていますね。
今年もあとわずかとなった冬至の日に、一年を振り返る、
幻想的で素敵なイベントですね。
今年は特に、天気も良くて暖かい冬至で良かったみたいです。
こよみのよぶね: http://www.dnaand.org/yobune.html
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こよみのよぶね2015
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